信仰と献身する力

 

第五にイエス・キリストの血潮は、私たちが御言葉に従順できる信仰と献身力を与えます。

 

私は恵まれた目本基督教団の教会で救われ、現在、純福音教会の牧師ですが、聖霊さまを受けるまでは、悪霊追放や祈りとか血潮のような、霊的なことがらのメッセージが嫌いでした。しかし、今は全く反対で、牧会のかたわら好きで研究没頭していた霊的に重要な題材、イエスの血潮について一冊の本をまとめて出版しなければならないという一種の使命感に似た燃えるビジョンに心が捕われました。

 

朝に夕に、この思いが熱く心から離れないため、おもいきって断食して、主の御心がしるしによって示されるように求めました。もしも出販が神さまの御心ならば従います。ただし、一、聖徒の中から出版を強く勧める声が聞こえてくるように。二、必要経費がすべて与えられるように。三、出販すべき内容について示されるように。と祈り求めました。するとその翌日、主目礼拝終了後、一人の神学生が、突然、私に強く出版するように勧めてきました。私はそのようなしるしを求めていることを誰にも話していなかったため、これは確かに主が兄弟の口びるを通じて語られているのだと感心しながら聞いていました。そして、もうひとつのしるしも与えられました。私の妻が朝、目覚めかけたころ耳元で確かにはっきりと語られる聖霊さまのみ声を聞きました。

 

 「誰かが特別献金を捧げましたよ。急いでポストの所へ行って見なさい」

 

 その御声を聞いた直後、ある聖徒から電話がかかって来て、出版のための経費をすべて捧げますとの知らせを受けました。さらにその後、私の妻は韓国人ですが、義理の姉から国際電話がかかって来て、一つの夢の証しを聞きました。姉妹が夢を見るときれいな川が流れており、そのほとりに私が聖霊さまに満たされた清い状態で立っていたそうです。そして次の瞬間、上空に「7」という輝く数字が現われたそうです。

 

その証しの結論は、7は神さまの完全数だからきっといいことが起こるのでしょう。というありがたい励まし言葉でありましたが、私にとってはその夢の内容を聞くとすぐに解き明かしができました。「7」の意昧は、今私が手がけているイエスさまの七つの血潮の意味についての内容で、本を完成して出版しなさいという求めたしるしの答えでした。

 

 さらに個人的にも聖書から文書伝道をうながす内容の御言葉をいくつかレイマとして受けました。面白かったのは、これらすべての求めたしるしの答えがちょうど七日以内ですべてそろって与えられたことでした。

 

 今、私が確信していることは、最も大切でありながら意外と語られない御子イエスの十字架の血潮の真理を、すべてのクリスチャンがより深く正しく理解することを、父なる神はじつに強く願っておられるということであり、この御心のために私は最も小さなしもべですが、聖霊さまによって動かされました。皆さんも人生で何かの決定を下さなければならない必要に迫られた時、ぜひ自分の思いを打ち消して御心のしるしを求めて祈ってみてください。

きっと御心にかなった良いことがしるしと不思議を伴なって起き、御旨に従う献身力が与えられるでしょう。